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赤松接骨院

愛知県名古屋市天白区
野並3丁目405
AMBER HOUSE 1F

■診療時間
【月~金】
 午前 9:00~12:00
 午後 3:00~9:00
【土】
 午前 9:00~12:00

■休診日
日曜日・祝日・土曜の午後

052-891-7181

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損傷モデル

日本の整形外科学は、「損傷モデル」
「何かが壊れているから痛い」が基本
だから、レントゲン、MRI検査で壊れた所、
他とは違う所を探す。
 
見つかれば「これが原因だと」
無ければ、「薬で様子をみましょう」と
なぜ痛むかの説明もなく。
 
損傷すれば、炎症(痛く、赤く熱を持ち、腫れる)が基本
 
炎症症状がなければ、年齢的な変化、変性。
10才を過ぎると、軟骨変性は起こり始めるとの報告もある。
 
今では「生物・心理・社会的モデル」へと痛みの概念も
変わりつつある。
 
それに伴い、痛みの発生メカニズムの説明も
形態や構造に痛みの責任をすべて求めるべきではないだろう。
 
疲労骨折、関節炎、腱鞘炎、○○損傷、○○断裂
ヘルニア、変形性○○等診断され、
なかなか良くならず、来院される方が多いが、
まず炎症症状がなく、 痛みと、少しのむくみ
 
ほとんどが、筋肉の痙攣、痙縮による血流障害で起こる
痛みセンサー(ポリモーダル受容器)の感作、反応だと思います。

   1430766110.jpg

図の筋肉内の痙縮、痙攣(豆みたいなしこり)を探し、緩める、
ほぐす事が施術
ただ、探すのが、大変なんです。

 

尾てい骨(尾骨部)が痛い

 尾骨部が、圧迫されたり、力が入ると痛む事が度々ある。
しかし、尾骨、仙骨、骨盤が痛みの原因とは思えない。

打撲等の外力や、昔 出来た臀筋の纐纈、こわばりが、動き、運動が減り、
長時間の座位を機に活性、感作し痛くなる。
 
・14才女性
  ダンスの練習中、人と接触し、しりもちをつく様に転倒し負傷
 以後、立ったり、しゃがんだり、座ると痛いため整形外科受診
 レントゲンにて、「骨に異常なし、2週間ほど安静にして様子を見ましょう」と指示
 
 2週間ほど安静にするも、痛みは変わらず、トレーニングも出来ないと当院へ。
 
 尾骨部、尾骨周囲の大臀筋部、中臀筋部、下腹部(腹直筋)、恥骨筋、ヒラメ筋に圧痛あり、
 アキュ、マイオパルスで通電、症状は軽減。 3日間施術し、痛みは消失した。
 
・12才女性
  スケートの練習で、何度も転倒し痛くなってきた。
 硬いところに座ったり、ジャンプしようとすると痛いと。
 
 尾骨部、尾骨周囲の大臀筋部、中臀筋部、下腹部(腹直筋)、恥骨筋部に圧痛あり
 アキュ、マイオパルスで通電、2日間行い、疼痛消失
 
・30才女性
  産後、痛みで円座なしには座れないと。円座をしても、長時間は無理と。
 尾骨部、尾骨周囲の大臀筋部、中臀筋部、下腹部(腹直筋)に圧痛あり
 
 アキュ、マイオパルスで通電し、痛みはほぼ消失した。


     tikotusyuinokin.jpg    臀筋.jpg
 
 
 大人は、飛んだり、走ったりしないから、日常生活に支障なければすぐ来なくなる
だから、最終どうなったか、よく解らないのよね...
 
 場所が場所だけに、女性は恥ずかしいだろうけど...どうしたものか...
アスリートはそんな事言ってられない、痛みでパフォーマンスが落ちては練習の意味がなくなる。
 
 これも、痛くなってから時間が経てば、経つほど、改善するのにも時間がかかるが、
圧痛のある筋肉を施術していけば、痛みは消失する。
 
 尾骨が、骨盤が、神経が、どうのと言う事ではないと思うけどな~
要は、筋、筋膜の微細損傷が始まりの、纐纈、こわばりが痛みの発信源、トリガーになる。

 

お尻が痛い

短距離走の選手にたびたび見られる、全力で走るとお尻、坐骨の辺りが痛む。
痛みで、全力疾走できないという訴え。
 
 
 15歳 女性 
100メートル走の練習中に痛みだし、しばらく様子を見るも改善なく
病院受診、MRI検査にて、椎間板ヘルニアと診断、スポーツ禁止 リハビリ通院。
日常生活に支障はない。
3か月ほど走るのを休み、練習再開、また同じように痛みだした。
 
その後もリハビリに通院するも、改善なく、知人に紹介され当院へ。
本人はヘルニアがあるから痛いんだと思い込んでいたが、
筋肉のこわばりが原因だと説明し施術。
 
腸骨筋、中臀筋、大臀筋、内転筋、ハムストリング、腓腹筋、ヒラメ筋、
長母趾伸筋、長趾屈筋、前脛骨筋などに圧痛あり。
それらの筋肉を10回ほど練習しながら施術し痛みは消失した。
 
       お尻 (8).png 
 
 14才 男性
100メートル走の練習中に痛みだし、整形外科、鍼灸院に通院するも思わしくなく来院。
腸骨筋、中臀筋、大臀筋、内転筋、ハムストリング、腓腹筋、ヒラメ筋、
長母趾伸筋、長趾屈筋、前脛骨筋などに圧痛あり。
それらの筋肉を4回ほど練習しながら施術し痛みは消失。
 
腸骨筋、臀筋、内転筋、ハムストリングの施術でも、症状は改善するが、
走っているとまた痛くなることが多かった。
これが、どうしてなのか、はっきりしなかったのだが、ようやく分かった。

    長母趾屈筋.jpg
 
もっと広範囲に調べた結果、二人ともヒラメ筋、長母趾屈筋部の圧痛が一番強く、
ここを施術すると痛みは消失するようになり、これが痛みの発信源なのかと思われた。
 
二人とも以前はシンスプリントで、痛みを我慢しながら練習していたそうだ。
どうも、下肢の痛み全般にヒラメ筋、長母趾屈筋、長趾屈筋が関連してるように思う。

 

なにが正しいの?

 発信上、大事なのは現場で起こっている事
そして、その土台として、最低限の統計、エビデンスの見極め方を知ることは
必要だと思います。
それがあれば、少なくとも自分の発信しているものが、最低限
「誰かの害になる事はない」という思いを持てるからです。
 
「何が正のか分からない」よく患者さんに聞く言葉。
「ネットで調べてもいろんな事が書いてあって、どれを選んでいいのか分からない」
「医師によっても言う事が違うし...」
 
正直そうだろう。
当院に来院する方も、めぐりめぐって、たどり着いた方が多い。
 
いろいろ試した患者さんのほうが他院と比較出来るから、理解もされやすく思う。
だから、いろいろ行って試して見るしかないのかな。
 
それで、自分が信頼できる所を見つけるしかないよね。
 
ただ、根本解決、根本治療とか謳ってる所は、なんなんだろう
根本って何? 脳、記憶、その人の人生、体験?
結局は、歪みがあるから 矯正しましょうと言う話に持っていく。
 
 1981年、国際疼痛学会により、 痛みとは「主観的な感覚・感情であり、
組織の実質的あるいは潜在的傷害にもとづいて起こる不快な感覚性、
情動性の体験であり、それには組織損傷を伴うものと、そのような損傷が
あるように表現されるものがある」 と定義された.
 
 痛みは「体験」と定義されている。 体験談が手がかりになる。
体験談を聞いて、みて、触って、そこから推理していく、
画像(レントゲン、MRI、CT)をながめていても答えは出てこないと思います。
 
構造の変化、神経の圧迫が、痛みの原因だと根拠の定かでない思い込みにとらわれ
過ぎてるんじゃない?
 
椎間板ヘルニア、半月板断裂、腱板断裂、分離、辷り症、変形性関節症などなど、
手術は成功、なのに痛い人が多いのはなぜ? よく考える必要があると思うが。
 
 
・九州大医学研究院の吉村恵教授(神経生理学)
  慢性痛は、神経損傷ではなく筋肉からくる痛みのケースが多い。
 
・滋賀医科大学 横田敏勝 著 「臨床医のための痛みのメカニズム」
  正常な脊髄神経根の圧迫は痛みを生じない。
  
・愛知医科大学 熊澤孝朗 著 「痛みを知る」
  神経線維は通常、その末端にある受容器から信号を伝えるものであって、
  その途中が興奮を起こしたりするようなことはありません。
 
 科学的根拠と言うわりには、根拠のはっきりしない事を平然と行われている。
まぁっ、どこの業界の専門家でも、言う事は違うから、
最後は自分で判断しないとしょうがないのかな...。

当院は、①組織損傷(骨折、脱臼、捻挫、打撲)による痛みと、
    ②筋 筋膜が痛みの発信源だと思って施術にあたっています。


 

種子骨障害


12才 女性 スケート
 8か月程前より両側痛みだし、痛みで練習も出来なくなる
病院受診し種子骨障害と言われ安静、加療
しかし、改善なくMRI検査 炎症と…。
 
その後も痛みは続き、何件か整形外科 (足専門、スポーツ専門)
受診するも、結果は同じ。 知人に紹介され当院へ。
ずいぶん前に聞いてはいたが、「骨が悪いから どうしようもない」と
思っていたそうだ。
 
スケートはおろか、普通に歩くのも痛いとの事。
短母趾屈筋、母趾内転筋、母趾外転筋、ヒラメ筋、腓腹筋、前脛骨筋、
大腿四頭筋、ハムストリング、臀筋、下肢 全てと言っていい位に圧痛あり、
それらをアキュスコープ、マイオパルスを使い筋肉を施術。
 
その場で痛みが軽減するが、「ゼロ」になる訳ではないため、
練習をやりながら施術を継続。 1か月半ほどで、痛みは無くなり、
ジャンプ、スピン、他の選手と同じように練習が出来るようになった。
  
種子骨.png
種子骨障害は、それそのものが痛みの原因ではないと思います。
種子骨に付着している筋肉の、突っ張り、短縮、痙攣などによって痛みが生じている。

種子骨をかばい、歩行のバランスを崩して、ヒラメ筋、腓腹筋、大腿部、臀部に
二次的、三次的に突っ張り、短縮、痙攣が生じたものだろうと思います。
 
「種子骨が悪い」という言葉にあまりこだわらないほうがいいと思うが、
画像を見せられ、大先生に言われると、そう思い込んじゃうよな~。
時に、種子骨が割れていることがあり、「疲労骨折」と言われてみえる方もいます。
疼痛、腫脹、熱感、発赤の炎症4徴候がなければ、やることは、同じです。
 
種子骨に付着している筋肉の問題。
筋肉のマッサージやストレッチをしてやるべきだろう。

痛みは早く取ることが大事。
まるで火事、コップ1杯の水で消せる火が、時間とともに山火事になる。


フィギュアスケート

 今年になり、フィギュアスケートをしている子たちが何人も来てくれてる。
今まで、テレビでちょっと見るくらいで、スケートの経験はないし、
スピード感、動き方、ジャンプや着地の衝撃など、いまいちピンとこなかったが、
練習時の動画を見せてもらい、いろいろ教えてもらい、ちょっと詳しくなってきた。
 
・12才 女性
 足底がよく痛くなり、あっちこっち通院していたが、知人に聞き来院。
短母趾屈筋、母趾外転筋、背側骨間筋、ヒラメ筋、腓腹筋、ハムストリング、
腸骨筋部に圧痛あり、それらの筋肉を何回か施術し痛みは消失した。
 よく足底筋膜炎なんて言われるが、炎ではない、筋肉のこわばり、痙攣。
 
・10才 女性
 ふくらはぎが痛くなる
 短母趾屈筋、母趾外転筋、背側骨間筋、ヒラメ筋、腓腹筋に圧痛あり、
それらの筋肉を施術し痛みは消失。
 
・11才 男性
 練習すると、膝が痛くなる
大腿内、外側広筋、腓腹筋、ハムストリング、内転筋、腸骨筋部に圧痛あり、
それらの筋肉を施術し痛みは消失。
 
・11才 女性
 練習していると背中が痛くなる、上腕三頭筋、大胸筋、前鋸筋、小、大菱形筋など
に圧痛あり、それらの筋肉を施術し痛みは消失。
 
足底、足首、すね、ふくらはぎ、膝、股関節、腰、背中、肩、腕など、あらゆる部位を
繰り返しの練習、転倒などで痛めている。
すぐに良くなる事もあれば、時間、回数かかることもある。

基本は、動きを診て、圧痛部位を調べ、施術して変化を診る。 これの繰り返し。

あっち、こっちと通院していたみたいだが、当院を選んでもらえたことは光栄な事です。
 
 先日、みんなが出場する県の大会があり、見に行ってきた。
数名しか見れなかったが、動画とは違い、スピード感、動き方、着地の衝撃、
膝の曲り具合など解り、いい経験になったし、ちょっと面白いかも。
テレビでトップスケーターたちの滑りや動きも、真剣に見るようになったしね。


「安静、安静、様子を見ましょう」

 医学の世界では、「根拠に基づく医療」(Evidence-Based Medicine)が重視され、
人に対する臨床試験が行われ、治療効果が統計的に示されるといった研究レベルの根拠に加え、
患者の価値観や希望に則しているかという点も含まれる。
 
しかし、日本は検査ばかりで、治療、結果がないがしろにされているように思う。 
ただ検査して、「安静、安静、様子を見ましょう」と 

「疼痛、腫脹、発赤、熱感」炎症の4徴候がないのになぜ安静??
何だかわからないから、とりあえず安静??
何のための検査? とりあえず検査? 何を疑って検査?

 安静を守っている人ほど痛みは長引くし、治りも悪くなる傾向にある。
 グローバル社会と言われる昨今なのに、日本の整形外科学は・・・
動かせる範囲でいいから動かす。自制内でいいから動かす。
 何でも炎症や、構造(姿勢、変形、形)のせいにするのは、疑問だらけだ。
 
15才 女性
 中学に入り陸上部に入部、夏ごろよりシンスプリント、
あちこち通院するが良くならず、痛いまま部活は続けていた。
冬に痛みで歩くのも困難となり、スポーツを売りにしているクリニックへ。
 
 松葉杖歩行となり、3か月ほど一切走らず安静、リハビリ、許可を得て走り出すが、
数日でまた痛くなる。 診察に行っても安静と。
 
 我慢して練習し、今度は足首が痛み、歩けなくなり、違う総合病院へ。
松葉杖、ギブス固定となる。
固定除去し、診察に通院しながら、練習参加、また痛くなり走れず。
 
 医師には、「18才位になれば良くなるでしょう」と言われ、頭の中が真っ白に、
走りたいから通院してたのに... その頃にはもう3年生。
最後の試合がせまり、当院へ。
 
 腸骨筋、臀筋、ハムストリング、大腿四頭筋、前脛骨筋、腓腹筋、ヒラメ筋、
腓骨筋、足指内在筋に圧痛あり、圧痛のある筋を施術(ほぐして、動かす)
100m・400m、ベストこそ出ないが、大会は痛みなく走れたと。
 その後、少し痛い時もあるが、練習もすべてのメニューができ、「今が一番楽しい」と。
 
長期間痛みにさらされると、すぐには良くならないが、繰り返し施術すれば、良くなる。
 
こんな感じの子が、思った以上にいて、正直、驚いている今日、この頃です。


オスグット病の痛みは...

一般的に、オスグッドの原因は「大腿四頭筋の柔軟性の低下」とされている。
自分も大腿四頭筋が痛みの原因と考えていたが、どうやら違う。
 
・症例 12歳 女性 
 バスケットボール中より痛みだし、整形外科、接骨院を転々とする。
 痛みだしてより約4か月で当院へ
 
大腿四頭筋、中臀筋、ハムストリングを施術(ほぐして、ストレッチ)する。
その日は、痛みが消失するのだが、バスケをしてるとまた痛くなる。
 
何度か施術を繰り返すが、バスケをするとまた痛くなってくる。
途中で、彼女は来院しなくなったのだが、なぜ痛みが完全に消失しないのか?痛みが戻るのか?
 
この事が、常に頭に残っていたが、ようやく解決してきた。
 
大腿四頭筋の柔軟性低下は、二次的なもの、それが痛みの元ではない様だ。
脛骨粗面が隆起してくるのがオスグッドの特徴、だが隆起していても過去、現在も
膝に痛みを感じたことがないと言う人を何人もみた。
意外に多いことに気が付いた。
これでは、隆起するから痛いは説明がつかないし、間違いと言う事だろう。
 
どうやら、痛みのポイントはハムストリングなのだが、詳しい場所は内緒。
 
 
・症例 14歳 男性 
 1年位前より痛みだし、徐々に痛みが酷くなりしゃがめない、走れないで、整形外科へ
 安静と大腿四頭筋のストレッチを指導され治療に通院。
3か月ほどまじめに通院するも、あまり変わらず。
 
その後、「オスグッドはお任せ、3回で治します!」と言う所に3回行くも変化なし。
4回目からは無料らしいが、本人いわく「行っても時間の無駄だから行かない」とのこと
 
わらをもつかむ思いで当院へ
 
大腿四頭筋、腓腹筋、前脛骨筋、中足骨部の骨間筋、ハムストリング、
ハムストリングのあるポイントを施術
2回行い走れるようになり、サッカーも出来るようなった。
その後もサッカーを続けながら5回施術し痛みも出なくなり終了とした。
 
こんな感じの子が他にも男女数名(野球、サッカー、バスケット、テニス、体操などなど)。
 
ハムストリングのあるポイントが自分の中で以前は抜けていた事が
12歳の彼女がきっかけで気づけた訳です。
 
毎日が経験、「うまくいかない」「うまくいった」の繰り返し。

患者さんとのやりとりが、思い込み、常識を改める日々です。
 

膝の水

膝関節水腫
 
破壊された関節軟骨、滑膜から放出される炎症性サイトカインTNF-αによる炎症と
言うのが一般的ではあるが、軟骨が痛んでいても水が溜まらない人もいれば、
その逆もある。 
慢性の人もいれば、一過性の人もいる。
 
①リウマチやピロリン酸カルシウム結晶沈着による急性関節炎(仮性痛風)のときの
水と ②普通の水腫(ケガ、手術後の水)とは性状、症状も違う様に思う...
 
①は炎症性の浸出液で薬を使うのが最善、
②は単に関節液の増加で、炎症の浸出液というより、
大腿直筋、大腿内側広筋、外側広筋の緊張が強く膝蓋骨によって
強くこすられて溜まるように思う。
 
だから、筋肉の緊張を取ってやれば、水は自然に吸収されていく。

・40才 女性 
 テニス中に痛みが出現、徐々に痛みが強くなり整形外科へ。
 「水が溜まっているから抜きましょう」と言われるも抜くのは怖いと
 当院へ、大腿部、臀筋、腓腹筋の緊張を取るようにし、翌日には水は引いた。
 4回施術し、テニスも問題なくやれる様になった。
 
・16才 女性
 バスケットボール練習中に痛みだし整形へ、水が溜まっていると、穿刺と薬剤を注射
 MRIにて、半月板が痛んでいると、週一で注射を5回するも、水腫、痛みは変わらず。 
 医師に痛みが変わらないことを伝えると「手術でもするか?」と言われ当院へ。
 大腿部、臀筋、腓腹筋の緊張を取るようにし、12回施術し、痛み、水もなくなった。
 
 本人も「な~んだ、半月板は関係ないじゃん」と理解してもらえた。
 もちろん、バスケは休まずやれる範囲で継続した。
 
 腫れ、熱感、発赤がなければ、運動を休んだから早く良くなる訳ではない。
 休んでいれば、その時は症状は軽減するが、運動を始めると、また症状は強くなる。
 運動をやりたいんだから、やれる範囲でやればいい。
 
 結局、この場合、水が溜まる原因は、筋肉のこわばり、痙攣だから、動かし、ほぐしていくのが一番いい。
 「何かが壊れているから痛い」と言う思い込みが一番良くならない。
 組織損傷だけが痛みの原因ではない。

シーバー病( 踵が痛い )

踵骨の骨端症。レントゲンでは、踵骨後方の骨端核に
硬化像や分節像が映るものの、痛みとの相関性はなく、なぜ痛むのかは原因不明。 
アキレス腱の過牽引、急激すぎる成長、踵への衝撃など種々の説があるが明らかではない。

予後は良好で機能障害を残すことはないので局所の安静、温熱、クッションを敷いて、
踵をストレスから保護する程度でよい。整形外科学ではだいたいそう言われている。
 
だから、どこの病院へ行っても、「とりあえず安静」「安静にして様子を見ましょう」
と指導される。 成長痛だからと言う医療従事者もいまだにいる。
 
痛みは、侵害受容性疼痛、スタートは筋肉の微細な損傷だと思われる。
だから、押さえて痛い所
(痛みの受容器が過敏になった所)を探し、そこが施術ポイント。
 

【 症例1 10歳 男性  左踵痛 】
 野球を始めて半年、一か月前より痛みだし整形外科を受診。
「シーバー病だから長くかかりますよ」と安静を指示される。
 知人に紹介され当院へ。

歩くのはちょっと痛い、踵は押さえると痛いし、走れないとの事。
 腓腹筋、ハムストリング、内転筋、大腿筋膜張筋部に強い圧痛あり、
それらの筋肉をアキュスコープを使い、ほぐすように施術。 
2回行い野球をしても痛みは出なくなった。
 

【 症例2 10歳 男性  右踵痛 】
 体操、水泳をしているが、3か月ほど前より痛みが出現、最近酷くなり整形外科へ
シーバー病と診断、スポーツ禁止と指導された。 コーチに相談し、当院へ。
 
腓腹筋、ヒラメ筋、内転筋、大腿筋膜張筋、中殿筋に圧痛あり、
それらを3回施術し痛みは無くなった。
 

【 症例3 11歳 男性  左踵痛 】
 バスケットをしていて徐々に痛みだし整形外科へ、シーバー病、安静を指導される。
リハビリに2週間ほど通い症状が改善してきたため、バスケット再開するも、同日痛み出現
まともに歩けなくなった。

整形外科を受診しても安静しか言われないため、シーバー病で検索、
どこに行っても良くならないシーバー病はお任せと言う「OO整体」へ、
数回通い、歩けるようにはなったが、やはり走れない、練習に行ってもすぐ見学。
知人に紹介され当院に。

 圧痛部位、押さえて痛い筋肉を2回施術し、練習しても痛まなくなった。
 
踵が痛いからそこにつながった筋肉だけが強ばっている訳ではなく、いろんな筋肉が連動している、
だから、押さえて探して施術、一つ漏れててもすぐ痛くなる。
 腓腹筋、ヒラメ筋だけでは、一時的に痛みは軽減するが、消失はしないだろう。

骨端線と痛みは関係ないように思う。

 ちなみに、ホームページでよく「根本解決」「根本的に〇〇」の根本って何を指してるの?
調整って何? 何をどうしてるの?
 ぼんやりした表現、長々と同じような言葉の繰り返しばかりで、何が言いたいのか僕には
理解できないな~。




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