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最近のエントリー
院長ブログ 10ページ目
半月板断裂だから痛いのか?
無症状膝のMRIから、加齢に伴う半月板の変性と変形性膝関節症との関連および
円板状半月板の頻度を検討した。 対象は膝に外傷の既往がなく、症状のない健常人
115名であり、年齢は13-76歳であった。
半月板の変性は加齢とともに増加し、内側半月板の後節部で最も著明であった。
内側半月板の後節部では全体の18.3%、60歳以上では41.7%に断裂を示すgrade3を認めた。
円板状半月板は15膝にみられ、すべて外側であった。 円板状半月板は広い年齢層にみられ、
その頻度は13%であった。年齢に伴う半月板の変性の増加は他の欧米の報告と同様であったが、
軟骨下骨異常の頻度は著明に高かった。その原因として日本人の生活様式や遺伝的要素が
考えられる。本研究により、健常日本人における膝関節MRIの異常出現頻度が明らかとなり、
有症状の患者を治療するにあたり有用な情報となる。
関節鏡視下半月板部分切除術は、整形外科で最もよく行われる手技の一つだが、その有効性を示す
エビデンス(根拠、証拠)は不足している。 内側半月板変性断裂の症状を示す患者に対する
関節鏡視下半月板部分切除術を、模擬手術と比較した結果、全ての評価指標で有意差がないことが
示された。
フィンランドHatanpaa City HospitalのRaine Sihvonen氏らが、NEJM誌2013年12月26日号に報告。
半月板断裂と変形性膝関節症を有する患者に対する関節鏡下半月板部分切除術は、
理学療法と比べて6カ月後の身体機能を有意に改善しないことが示された。
米Brigham and Women’s HospitalのJeffrey N. Katz氏らが、NEJM誌電子版に2013年3月19日に報告。
・文献より引用してきたものですが、健常者でも半月板断裂、円板状半月は存在する。
・切除手術をしても、しなくても半年、一年後はあまり変わらない。
・膝の長びく(数日以上)痛みは、筋肉、靭帯、腱が関係していると思われる。
良く「半月板が断裂、円盤状、変性してるから痛い」と説明されることが多いのですが、
根拠に掛け、半月板犯人説は否定されつつあります。
(赤松接骨院) 2014年11月13日 20:47
シンスプリント
そして、それが ほかの障害を生むことにつながる。
16才 女性 陸上部
部活で走り負傷。 最近 走る量が増え、徐々に痛みも増し、痛みで走れなくなり来院された。
熱感はなく、痛む場所より いわゆるシンスプリント。
圧痛点を探し、ヒラメ筋部、長趾屈筋部に圧痛著明、この筋が原因と説明し施術
マイオパルスを通電しながらストレッチ、筋をほぐす様にアキュスコープを使い施術。
テスト期間もかさなり、10日間練習を休み施術。 テスト後、痛みなく走れるようになった。
運動のやり過ぎだから、運動中止で良くなると言われる先生もみえますが、その方法だと
長期の中止が必要だったり、調子いいからと走ると又痛くなるを繰り返す方もみえます。
問題の筋肉をほぐして、柔らかくしないと、治りきらない。
部活をしてる方にしてみれば、1日も早く復帰したいものだし、そうさせてあげたいと思い施術、
治療にあたってる。
熱感、腫れがあり、疲労骨折を疑われるものは安静が必要だが、痛みを我慢し、運動し続ける
からそうなる。
腫瘍など、特別な病気の疑いがなければ、MRIを撮り、ながめても何も出てこない。
筋肉の問題だから。
名古屋市天白区野並3-405 赤松接骨院
(赤松接骨院) 2014年11月11日 20:31
手のしびれ、痛み
2週間前より右肩から指にかけてジンジンしびれ、痛むと。
特に同じ姿勢をしていると酷くなると。
パソコンを毎日、長時間使用、また肩こりも長年あるとの事でした。
斜角筋部を押すとジワーとしびれる様な痛みあり。
斜角筋をほぐす様にアキュスコープを使い施術
その日で、痛みは軽減、腕も軽くなった。 その後 4回施術しシビレは消失、
長年の肩こりも軽くなったとのことでした。
斜角筋のMPSも結構多い、私の経験上、20代の方から80代の方まで、
他院で、40肩、50肩とか、頸椎ヘルニアとか胸郭出口症候群とか言われ治療されていた方も
いましたが、斜角筋のMPSを知らないとそうなるのでしょう。
これも、早く治療すれば数回で良くなるが、放置期間が長いと、痛みは広がり
良くなるのにも苦労します。
肩こりの原因筋の一つでもあります。
その他、小胸筋、上腕、前腕の筋肉が原因で、手指、手のひらがしびれることもあります。
(赤松接骨院) 2014年11月11日 14:45
腰痛の原因
(非特異的腰痛、珍しくない腰痛の事)
腰痛の85%が原因がわからない、とまで言われだしましが、
起き上がる時に痛む場合は腹直筋
座っていると痛む、寝ると痛む場合は大臀筋
立位、歩行で痛む場合はハムストリングの筋郡、小、中、大臀筋、腸腰筋など
常に鈍痛がある場合は腹筋、臀筋、腸腰筋など
特に多い例を挙げましたが、他の筋肉が関係していることもあります。
椎間板ヘルニア、椎間板障害、分離症、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症など
病名は沢山ありますが、痛みとは直結しません。 筋肉を施術してあげる事で、痛みは解決します。
侵害刺激、外力が痛みの始まりです。 一回の大き外力、小さい繰り返し、持続的な外力
ただし慢性痛に移行したものは、なかなか良くなりません。
慢性痛になる前に治療、施術が必要です。
「慢性痛とは」
痛みを放置すると、神経系が可塑的に変化し、慢性痛に移行することがあります。
神経システムの誤作動です。 3~6か月位で移行するとも言われるが、詳細はよく解っていない。
急性痛の繰り返しもある。 急性痛が長びいてることもある。
今後、痛みが慢性化するメカニズムがさらに詳細に研究されることにより、
慢性痛の有効な治療薬、治療法が開発されることが期待されます。
(赤松接骨院) 2014年11月10日 21:19
慢性痛とは何?
急性痛が治まった後、痛覚神経系が何らかの原因で“誤作動”し続けている状態。原因である傷病が治っても
痛みが続き、鎮痛薬などが効かない。
急性痛が長引いている状態とは違い、決定的な治療法、治療薬はない。
研究先進国のアメリカでは、患者数は約7500万人と推計されている。
九州大医学研究院の吉村恵教授(神経生理学)の話
慢性痛は、神経損傷ではなく筋肉からくる痛みのケースが多い。実態に近いモデルは極めて珍しく、
治療法や薬物開発に有効な研究成果だ。
慈恵医大ペインクリニック診療部長、北原雅樹先生の著書です。
「 慢性痛の8割は筋肉の痛みが原因だった 」
(赤松接骨院) 2014年11月 8日 19:01
外反母趾
以前より運動すると痛みが出現
その都度、整形外科を受診するも湿布して安静の指示のみと。
確かに安静にしていれば痛みは軽減するも何もできないと。
今回、痛みも治まっているためウォーキングを行い、その後、やはり疼痛出現
普通に歩けない様になり来院
母趾内転筋の斜頭、母趾外転筋部に圧痛あり、これらの筋のMPSと説明し施術
マイオパルスを通電しながらストレッチ、その日で正常歩行出来るようになる。
翌日も同様の施術と下腿の筋全体の施術を行い疼痛消失。
ストレッチを自宅でも行うように指導し、今ではバレーボールをしても痛みは出ないとのことです。
外反母趾の変形は、いろんな事が、雑誌やネットで書かれているが、おそらく母趾内転筋や母趾外転筋の
MPSが始まりのような気がします。 変形してるから痛むのではなく
変形は、あくまでMPSの結果だと思います。
(赤松接骨院) 2014年10月27日 22:35
いわゆる腱鞘炎、ばね指
1ヶ月前に仕事以外でも良く手を使い徐々に痛み出した。
最近は、曲げると引っ掛かり、伸びないと。
親指の第2関節掌側部に腫れ、痛み、圧痛あり。 長母指屈筋部にも圧痛あり
痛み、引っ掛かりはこの筋が原因ですと説明
マイオパルスを通電しながら少し痛みを感じるくらいでストレッチ、その後アキュスコープで
筋肉をほぐす様に施術。 少しずつ腫れ、痛み、引っ掛かりは改善していったが、
仕事柄、良く手を使うため少し時間はかかった。 週2~3回くらいの施術で2か月半ほどで
症状は消失。 その後、半年経つも再発はないと、まめにストレッチは続けている様でした。
母指、中指、環指の腱鞘炎は多いが、ほとんどがその指に関連した筋肉のMPSだと思われます。
ケルバン腱鞘炎と言われるものも、MPS。
2~3回の施術で良くなる人もいれば、2~3ヵ月かかる方も。 仕事、放置期間などでさまざまです。
(赤松接骨院) 2014年10月15日 20:00
頭痛
自宅で、パソコン作業を長時間行い痛み出したと。
以前より時々あり、頭痛外来にも行ったことがあるが、異常なし、消炎鎮痛剤を処方されるだけだと。
こう言われる方は非常に多いですし、ほとんど女性です。
この方も同一姿勢による持続的な筋収縮による筋痛です。
この方の場合は胸鎖乳突筋に強い圧痛を認め、その筋を緩めてあげればすぐ頭痛は楽になりました。
めまい、吐き気を訴える方もみえますが、ほとんど胸鎖乳突筋を施術してあげれば症状は無くなっていきます。
逆に、軽減しなければほかの問題だと思われますから、病院で検査を勧めます。
ちなみに、そういった方は今のところいないです。
また、頭半棘筋、頸半棘筋、僧帽筋なども頭痛を引き起こします。
頭痛が頻繁にある方、検査をしても異常なしと言われた方は一度、自分で押えてみて下さい。
すごく痛い所があると思います。
その周辺を自分でマッサージするだけでも頭痛は軽くなると思います。
時々、小学1年生でも頭痛があり、病院受診 異常なし、ストレスとか言われ困っている方も観えます。
「薬を飲ませるのも抵抗あるし」と、入学して小さい子が重いランドセルを毎日背酔えば、筋肉も痛むと思います。
そりゃ、ストレスもないことはないでしょうけど...
(赤松接骨院) 2014年10月10日 22:16
オスグット病
2ヶ月前、ダッシュの練習中より膝が痛くなり走れなくなったと。
近所の整形外科受診しオスグット病と、安静、ストレッチを指示された。
安静時は痛みもないが、走るとすぐ痛くなるため、ネットで調べ他の接骨院へ行くもいまいちと、当院へ。
患部は腫れ、熱感なく、まっすぐ膝を伸ばせなかった。大腿直筋部に圧痛あり、この筋肉が原因ですよと説明
マイオパルスを通電しながらストレッチ、その後、筋肉をほぐすようにアキュスコープにて施術
当日で膝は伸ばせるようになった。 2日間施術し野球復帰。
痛みはあるものの、走れるようになる。その後も週2~3回の施術を約1ヵ月ほど行い疼痛消失。
下肢全体のストレッチを再指導し終了とした。
安静だけでは治りきらず、スポーツをあきらめる子もいます。
ストレッチが大事と言われても、何を、どれ位すればよいか解らないと言われる子もいます。
指導は、言葉で言うだけでなく、実際やって見せる事が大切。
教科書では、オスグッドは成長期の骨と筋肉の成長のバランスが崩れた時におこる。
骨の成長に筋肉がついていかないとき。
運動による筋肉の緊張で筋肉が脛骨粗面を強く牽引して など。
何だか解るような、解らないような事が書いてありますが、結局は大腿四頭筋のMPS( 筋痛症 )
これを放置して運動してると骨が隆起してしまいます。
同じスポーツ、同じ練習をしている A君とB君 なぜA君は痛くなって、B君は痛くならないのか?
A君は膝で、B君は踵が痛くなるのか?
バランスが...使い方が...柔軟性が...もちろん大事なことですが、
怪我(筋の微小損傷)が有るか、無いかの違い、怪我(筋の微小損傷)した筋肉が違うだけです。
だから、特に部活をしていなくても、体育や、ちょっと走っただけでも痛めます。
成長痛は、何だか解らないからそう言ってるだけで、成長期特有の痛みが出るメカニズムなんてありません。
ちゃんと、痛くなる理由があるんです。
(赤松接骨院) 2014年10月 7日 16:54
歪みですか・・・
そりゃ、これだけテレビ、雑誌、接骨院や整体のホームページなどで痛みの原因がズレだの歪みだの
言われればそう思うのは当たり前かと思います。
しかし、歪み、ズレが痛みの原因だとは証明されていませんし、
歪み、ズレによって圧迫された神経は痛みを出しません。 異所性発火しません。
100年前ならそれでもいいかもしれませんが、これだけ神経の事、痛みの伝達、痛みの事が解ってきた時代に
「最新の矯正」みたいなセールストーク、これが一般常識になるのは問題だと思います。
矯正するのはいいですが、痛みの原因とするからおかしくなる。
施術方法はひとつではありませんから、矯正と言う名のマッサージ、ストレッチで痛みの改善があるのは解りますが...
セールストークにだまされないよう、患者さんが知識をつけるしかないでしょう。
矯正とうたってる人が商売道具を手放さないし、止めないでしょうから....。
姿勢が悪いのに(背骨が歪んでいるのに)、アスリートになれるのは なぜ? 背骨が歪んでいても痛くない人はなぜ?
神経を押さえるとなぜ痛いの? 足の裏は日々圧迫されてるのに痛くないの? ヘルニアでも痛くない人がいるのは なぜ?
背骨が曲がった高齢者はみんな痛いの? 痛くない人がいるのは なぜ?
いろいろ聞いてみてください、矛盾がいっぱい、詰めていくと説明がつかなくなります。
患者さんには施術者にとって不都合な事は無視して、都合のよい事だけを用いて説明しますから。
そもそも 痛みとは発痛物質(主にブラジキニン) が痛覚神経のC繊維の末端についているポリモーダル侵害受容器を刺激して起きます。
発痛物質は交感神経の緊張により酸欠状態になると産生されます。 また、過度の筋収縮が繰り返されることにより細胞膜が破壊され、
化学物質の生成、遊離により侵害受容器が興奮し疼痛が誘発されます(運動などによる筋の微小損傷)。
いずれも構造(背骨の歪み、ズレ)との関係は証明されていません。 筋肉が関係しています。
構造と痛みは別問題と考えるべきだと思います。
(赤松接骨院) 2014年10月 5日 00:33
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