• 患者様の声
  • 院長ブログ

赤松接骨院

愛知県名古屋市天白区
野並3丁目405
AMBER HOUSE 1F

■診療時間
【月~金】
 午前 9:00~12:00
 午後 3:00~9:00
【土】
 午前 9:00~12:00

■休診日
日曜日・祝日・土曜の午後

052-891-7181

アクセス

HOME > 院長ブログ > アーカイブ > 腰、股部痛 > 2ページ目

院長ブログ 腰、股部痛 2ページ目

分離症なんか気にしない!

健常者でも腰椎分離は存在する。  分離していてもプロ選手になれる。
分離していてもオリンピック選手にもなれる。

70歳になって、初めて腰痛になり分離しているのが見つかる人もいる。
これはまぎれもない事実です。



症例  14歳 女性  

2か月前より痛くなり、整形外科へ
レントゲン、MRIの結果、腰椎分離症と診断されコルセットを作製、安静を指示される。

しかし、本人どうしてもソフトボールをやりたいと当院へ。
本人、両親に分離症のことを説明、話し合い、固定せずにソフトボールを続行することに決めた。

それだけでも、本人の表情は明るくなり、不安はふきとんだ模様だった。
不安がつのるだけでも、痛みは強くなり、長期化する傾向にある。


    全身.png

左腹直筋、左腸腰筋、左半腱、半膜様筋、両中殿筋部に圧痛あり、これらの筋を施術。
ソフトボールは継続しながら計10回行い。 完全に症状は消失した。

試合でも、大活躍だと。

ちなみに、2か月経過した時点で整形外科を受診。
レントゲン検査の結果、 「 骨癒合は良好 」 と言われたと教えてくれました。

おそらく、腸腰筋に引っ張られ、分離が進んだり、すべり症と言われる状態になるのではないかと思います。
だから、筋の短縮がなくなれば、固定しなくても、骨癒合は進み、良好になるように思います。


固定で行くのか、スポーツ継続で行くのかは、本人、親御さんと相談し決めます。
〇〇病院の先生に、「固定しないと治らない」と言われたと、固定を選択される方もみえます。

 なにを信じるかは自由ですが、「分離症だから痛い」 は、おかしな話です。













腰椎分離症、すべり症(10代)について

分離する原因は、分かっていない。  先天性、疲労骨折などと考えられているのだが。
中学生で、分離が見つかると、まず固定されてしまうが、はたして必要があるのだろうか?
 
分離しているから痛みが出る訳ではない、ただ、疲労骨折と考えると固定もやもえない。
しかし、分離部(棘突起部)に限局した圧痛を有する分離症に出くわしたことはない。
 疲労骨折ならば、限局した圧痛があると思うのだが...。

たいていの医師は、患部を触らず、圧痛など調べず、MRI、CTのみ眺めてる。
殆んどは、中、大臀筋、腸腰筋、ハムストリングに圧痛が著明にあり、
この筋を施術することで、痛みはなくなる。 

痛みがなくなれば、骨癒合目的の固定は必要ないのではないか?。
 
『 ロンドン 国立整形外科病院放射線科の報告 』
自覚症状のないエリート青年期テニスプレーヤーの腰椎におけるMRIの検査結果
33名の自覚症状のないプレーヤー。平均年齢(標準偏差)17.3(1.7)歳、男性18名、
女性15名。     2名の放射線科医が、異常の存在をチェック。 
 
結果 : 5名のプレーヤー(15.2%)のMRI画像は正常
28名(84.8%)は異常があった。 9名にpars損傷(うち1名については2箇所に損傷あり、
計10箇所の損傷)があり、(9/10の損傷がL5、1/10がL4)。  3/10例は完全な骨折であり、
2例は、グレード1、1例は、グレード2の脊椎すべり症。

その両方がL5 椎間孔を中程度に狭めていた。  2/10のpars(骨折またはストレス反応)に
急性の、5/10に慢性のストレス反応がみられた。

L5/S1で15/29例 およびL4/5で12/29例 に初期の椎間関節症の徴候がみられた。
これらは軽い(20/29例)、もしくは、中程度(9/29例)の変性に分類される。 
内20例は硬化をともない、24例は椎間関節が肥大していた。29例の関節のうち14例に
滑液嚢胞を認め。

13名に椎間板変性と椎間板(膨隆=ヘルニア)がみられ(軽い13例、中程度2例)、
そのほとんどがL4/5とL5/S1レベルに発生していた(12/15例)。
 
結論 : 主に下部の腰椎において異常は頻繁に存在し、そのほぼすべてがL4/5とL5/S1レベルに
発生していた。 pars損傷(骨折またはストレス反応)と椎間関節関節症は比較的頻繁に見られた。
 

要するに、自覚症状のない一流テニスプレーヤーでも84.8%にMRIで異常がみられ、
すべり、骨折(分離)、椎間板変性、ヘルニア、椎間関節の変性など普通にあると言う事。


分離や、すべりがあっても、痛みの原因とは言えず、後に、腰痛、下肢痛が出ると言う根拠もない。
不安をあおるだけだ。   「痛みやすいだろう」という思い込みだけである。

分離、すべり があろうが、なかろうが、腰痛になる確率に大差はないと思われる。
分離症、すべり症が原因で、障害が残ったと言う方、見たこと、聞いたことあります?

分離があろうが、なかろうが、痛んだ筋肉を施術、治療すれば済むことです。
分離にこだわとると、痛みも長びきます。 脳が関係するから。

要は、痛くなければいいのでは?

中学生の3~6か月 コルセット、スポーツ禁止は、長いですよ、すぐ引退、卒業になる。
骨癒合したからといって、痛まない、しびれないと言う保障もありません。

分離がくっついたと言う満足感、達成感だけではないでしょうか?




骨盤矯正したが腰痛が治らない

症例 33歳 女性

 出産少し前より腰が痛くなり、出産後、痛みが強くなってきた。
ネット検索し、「 骨盤矯正はお任せ!!」と言う接骨院を受診。

回数券を購入し骨盤矯正を受けるも、痛みは良くならず、知人に聞き、当院来院。

痛みで、ゆっくりにしか動けず、子育ても大変とのこと。

圧痛部位を探すと、腸腰筋、大臀筋、中臀筋部にあり、圧痛部位をアキュスコープ、
マイオパルスを使い施術とストレッチ。


    gazou.jpg 鼠径部.png

1回で、痛みは半減以下に、3回行い症状消失。 ストレッチを再指導し終了となった。

時々この様な方がいるのですが、筋肉の施術で症状は改善、消失します。 MPSでしょうから。

骨盤の開き歪みと、痛みの関連性はないと思います。 どこを探しても生理学的根拠がない。
勝手に、「開き、歪みが良くないのだろう」と思い込んでいるだけだと思います。

もし関連があるのなら、7人、8人、十数人、ほぼ年子、と出産した人の骨盤は、どうなってるの? 痛いの? 
テレビで見てると世界中に、子宝に恵まれた方は居ると思うのですが、痛そうにしてる人、見たことないですね


骨盤矯正で = 体の痛み、むくみ、しびれが良くなる は 思い込んでいるだけ。
生理学的に、どういうメカニズムで起きるのか、教えてほしいと思いますが、、、

もし骨盤矯正を受けてる方がいましたら、詳しくメカニズム、根拠を説明してもらってください。

 良くなったといわれる方は、
あれこれ触っている内
(捻じったり、曲げたり、伸ばしたり)に、筋肉が緩んで痛みが治まったと
考えたほうがいいでしょう。 

矯正したからではなく、体を動かしたから、痛み、むくみが軽減、消失したのでしょう。

股関節から太ももが痛い

40歳 女性 

 股関節の外側からお尻、太ももの外側に掛け同じ姿勢、長時間歩くとじりじり痛むと。
他院にて「骨盤が歪んで、神経が圧迫されているから痛む」と言われ通院するも症状変わらず。

小殿筋部を圧すと強い圧痛あり、股関節の可動痛はない。
小殿筋のMPSと説明し施術、3回行い症状はなくなった。


32歳 男性  

 この方も同様の症状、整形外科にて坐骨神経痛と言われ治療するもなかなか良くなる気配がないと。
立ち仕事のため、痛くて仕事に支障があると来院。

この方も小殿筋部に強い圧痛あり、小殿筋の施術、5回程で痛みはなくなった。


          小殿筋.png

 通常の神経は、圧迫されても痛みは出ない。強く絞め付けられると麻痺が起きます。
神経が痛むのは、「腫瘍、感染、神経損傷など」、すぐに専門医を紹介すべきものです。

また、骨盤が歪んでいるから痛いのではなく、筋肉が短縮するから歪むのです。
歪んでいても、姿勢が悪くても、痛くない人は沢山居られます。

骨盤、背骨が歪むことが「痛みの原因」になるとは生理学的に考えられないですが、
みなさんはどう思いますか?




足のしびれ、痛み

36歳 女性
長時間の座位、立位でお尻から膝辺りまでジンジンしびれるような痛みが続いていると。
圧痛部位を探っていくと、やはり小殿筋にあり、この筋肉にマイオパルスを通電しながらストレッチ

筋肉をほぐす様に施術、3回目にはしびれる様な痛みはなくなり、5回目には違和感もなくなった。


      小殿筋1.png

いつも座っている人は小臀筋にトリガーポイントを作る危険性があり、痛みを下肢に発生させる。
坐骨神経痛という診断は下肢に痛みがある人に付けられるが、それは坐骨神経とは無関係の事が
ほとんど。

神経を圧迫するから痛むと説明されるが、神経を圧迫しても痛みは出ない。
神経を、締め付けて起こるのは、痛みではなく麻痺。 電気信号が、流れない状態。

手術で、ヘルニアを切っても、症状が改善しない例もある、健常者のへルニア持ちもいれば、
痛みがあってもヘルニアがないこともある。

『椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症で神経が圧迫され、腰が痛む、足が痛む』という
説明はおかしいし、矛盾だらけ。 背骨の歪みが原因とかは論外。基礎医学、生理学を無視してる。


原因は筋肉のけいれんです。 持続性、反復性の外力によるものです。


臨床医のための痛みのメカニズム』より 横田敏勝(滋賀医科大名誉教授)

 
『神経痛一般の発現機序』
痛覚線維の生理的興奮は、その末梢の自由終末にある痛覚受容器(侵害受容器)が
刺激されたときにみられる。
自由終末と脊髄を継ぐ部分からインパルスが発生することはめったにない。

痛覚受容器を介さずに神経線維からインパルスが発生することを異所性興奮という。
異所性興奮を生じる可能性が高いのは、脱髄部および傷害された末梢神経の側芽と神経腫である

『神経根痛』
脊髄後根を圧迫すると神経根痛がでて、圧迫された後根の支配領域に痛みが走るとみられている。
しかし、この考えは特別な場合にしか通用しない。
脱髄線維を含む脊髄後根への機械刺激は神経根痛を誘発するが、正常な脊髄神経根の圧迫は
痛みを生じない


実験動物の正常な脊髄後根を圧迫しても、痛みを伝える侵害受容線維を含めた求心性線維の
持続的発射活動は誘発されない。
しかし、あらかじめ傷害しておいた脊髄後根を機械刺激すると、持続的なスパイク発射が誘発
される。


バルーンカテーテルを使って正常人の脊髄神経根を圧迫すると、錯感覚と感覚鈍麻が誘発されるが痛みは
出ない。

正常な脊髄後根を牽引しても痛まない
傷害歴のある脊髄神経根を鑷子で圧迫したり、縫合糸をかけて牽引したりすると、特徴的な
神経根痛が走る。



神経生理学の先生は、神経を圧迫、牽引しても痛みはないと言っている。
特異的な神経痛と思われたときは、神経腫とか神経の傷害、脱髄を考えるべき。



 

尻もちで打撲

痛いのは、骨だけではない、
骨折がなければ良いではない。

痛みを我慢してると、ものすごく長引きます。
1年、2年痛むと言う事も、

32歳 女性
階段を駆け下りた際に転倒し尾骨部を強打した。
翌日、痛みでゆっくりにしか動けないし、座れないと来院

尾骨部に圧痛著明、皮下出血と腫れはない
尾骨部と下腹部をマイオパルスにて通電しながら
自制内でゆっくり動いてもらった。

当日の治療で、痛みは半減、3回目には日常生活に支障は
なくなった。

40歳 女性
道路で滑り尻もち、整形外科でレントゲン検査、
ヒビが入っているかもと
安静の指示と鎮痛剤を処方された。
 
この方、小さいお子さんが二人おり、安静もできず、
早く治したいと受傷10日目に来院

初めよりは多少痛みは軽くなったものの、動作がゆっくり
しかできないし、硬い椅子には座れないと。
マイオパルスにて尾骨部と下腹部を通電しながら動いてもらった。

当日、痛みは半減、4回目には走れるようになったと。
 

       全身 - コピー (8).png
尾骨骨折で後々障害が出るような事はほとんどないが、
骨より、骨盤底筋群、腹直筋が後々腰痛を起こしてしまう
ほうが問題。

骨を気にする方は多いですが、痛みを出し続けるのは筋肉です。
だから骨折があっても、なくても
良くなるのに半年、一年とかかる方もいます。  
 
尾骨は折れてても時間とともにくっつきます。
適切な施術をすれば長びく事はありません。
ほとんど数回で良くなる事が、多いです。

                                                                                         
                                                                                       

分離症が原因?

多くは若年者で激しいスポーツをする事で脊椎の関節突起が疲労骨折により、離れたものを脊椎分離症という。

二次的に、脊椎の後方要素が不安定になり、椎体が前方に変位したものを、脊椎すべり症という。


重度化すれば、椎間板ヘルニアと同じく、神経根を圧迫して、下肢痛が出現する。と何処にでも書いてあるが

本当か?

    分離症.jpg

一般的には、硬性コルセット装着、安静にて、癒合することもある。

しかし、癒合せずそのまま、痛みを押してスポーツしてる方も多い。運動をしない子でも分離してることもある。

分離していても、痛みのない方もいる。

分離しているから痛くなると言う説明はそもそも矛盾している。

15歳 男性 
 走り込みをしていた際に急に痛み出した。痛みが引かないため〇〇スポーツクリニック受診
 レントゲン検査にて分離症と診断。MRI検査も行いコルセット装着、スポーツ禁止となる。

 約3か月後、MRI検査、癒合傾向なし、日常生活では痛みはないため筋肉を付けるよう指導され、
 スポーツ復帰するも、ダッシュした際に痛み出現。走れなくなり当院来院。

中臀筋.pnggazou.jpg

中臀筋、大臀筋に圧痛あり、この筋を施術、約2週間ほど行い痛みなく、走れるようになった。

すべり症や分離症(疲労骨折を除く)は健常者でも腰痛患者でも同じような割合であることは知られています。

体操ニッポン女子のエースとして臨んだ田中理恵選手、シーズン途中に高校時代に患った腰椎(ようつい)分離症が再発。

痛みを押して初出場した五輪では団体総合で8位入賞に貢献し、個人総合で16位と言うニュースより

分離症があってもオリンピック選手になれる。腰痛は運動不足、腹筋・背筋が弱いせいではない事がわかる。

生理学的にも、疫学的にも(健常者でも分離がみられる)、臨床からも(手術と保存的治療と差がない)説明がつかない。

分離症(疲労骨折直後は除く)が痛みの原因ではない筋肉の痛みであり、外力が働き損傷する痛くなったエピソードが必ずある。


中学、高校の6年間、あっと言う間終わってしまう。 一日でも早く復帰したい、やりたいのが本音でしょう。

この時期にしかやれないのだから、一生懸命 悔いなくやってほしいものです。

                                                       
                                                                        











 


ヘルニアが原因ですと?

 77歳  男性 

いつも通院してる大学病院で、内科、外科のあらゆる検査、立ったり座ったりを何度と繰り返し、右臀部から
ふくらはぎまでジンジン痛みだした。 3日間、自宅安静していたが痛みは治まらず、むしろ強くなったと来院。

杖で歩くのがやっと、触診すると右中臀筋、小臀筋に強い圧痛あり、この筋の痙攣が原因ですよと説明し
施術。  2、3回目の施術で、夜も良く寝れる様になるも歩くとまだ痛む。

検査の事で大学病院へ、その事を先生に話すと、当日 整形外科にまわされ 腰のレントゲン、MRI撮影 
変形とヘルニアと診断。 「接骨院に行ってれば、そのうちよくなるでしょう」と鎮痛剤をもらって帰宅。 

その後も週2回程の施術を続け約3か月で、痛みなく動けるようになる。
2か月ほど経った頃にまた腰のMRI、「2割ほど良くなってると言われる」

    小殿筋.png

2か月で「2割ほど良くなってる」。 ヘルニアが~ほんとかな~疑問ですが、患者さんを前向きにさせる意味ではよかった。
また、「接骨院なんか行かなくてよい」と言われずひと安心。

薬だけでは、痛みは広がっていったと思われます。 足の裏のしびれなど...
しびれ 痛みと、麻痺は別問題。  しびれの延長に麻痺があるかのように思われてる患者さん、医療従事者が
おられますが、別問題です。

痛み、しびれは筋肉のトラブル。 麻痺は神経のトラブル。

腰椎椎間板ヘルニア

43歳 男性

5年ほど前、高所より降りた際にピリッと痛み、その後、痛みはどんどん強くなり病院受診
検査にてヘルニアと診断され、薬を処方された。

以後 痛みは増減を繰り返し、薬の服用、マッサージ、カイロプラクティックなど通ったが思わしくなかった。
また、名古屋では有名な病院も受診したが、手術しかないと言われ迷っていた時に知人に聞き来院

10分位の座位、立位、歩くと、腰から足首までジンジンしびれる様な痛みがあると。
触診していくと、右大臀筋、中臀筋、大腿二頭筋、腓腹筋に圧痛あり、しこりが触れれた。

これらの筋が痛みの原因と説明し、マイオパルスを通電しながら、しこりを手技にてほぐす様に施術
3回目の施術より痛みはずいぶん改善、痛みはあるが長時間座位、立位、出来るようになってきた。

ヘルニア.pngその後、週1回の施術を継続、10回目の来院時には、痛み、シビレなく、
調子いいとの回答。

最後まで中臀筋部の圧痛が残っていたため、おそらく中臀筋が初めに
損傷し、その後、傷みが広がっていったと思われた。

いずれにせよ、わけあり筋を治療してあげれば痛み、シビレはなくなる。
椎間板ヘルニアは、痛み、シビレの原因とは言えないのです。

「手術をしてもしなくても半年後はほとんど差がなくなる」と言う報告もあります。
手術をしたものは最初の半年位は少し痛みが減っているようですが、これは全身麻酔の効果ではないかと思います。

手術をして、すっかり治った人をみていれば「やはりヘルニアが原因」と思うことでしょうが・・・。
手術をしても、変わらない、また 酷くなってきた と言う方もみえます。

これをどう説明するのか、現実に健常者にもヘルニアは普通にみられます。
生理学を勉強すればヘルニア原因説の矛盾に気づきます。




腰痛の原因

腰痛の多くは、痛みのある場所とは違う所に原因があることが多いです。
 (非特異的腰痛、珍しくない腰痛の事)
腰痛の85%が原因がわからない、とまで言われだしましが、

起き上がる時に痛む場合は腹直筋
座っていると痛む、寝ると痛む場合は大臀筋

立位、歩行で痛む場合はハムストリングの筋郡、小、中、大臀筋、腸腰筋など
常に鈍痛がある場合は腹筋、臀筋、腸腰筋など

特に多い例を挙げましたが、他の筋肉が関係していることもあります。
椎間板ヘルニア、椎間板障害、分離症、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症など

病名は沢山ありますが、痛みとは直結しません。 筋肉を施術してあげる事で、痛みは解決します。
侵害刺激、外力が痛みの始まりです。 一回の大き外力、小さい繰り返し、持続的な外力
ただし慢性痛に移行したものは、なかなか良くなりません。

慢性痛になる前に治療、施術が必要です。

「慢性痛とは」
痛みを放置すると、神経系が可塑的に変化し、慢性痛に移行することがあります。
神経システムの誤作動です。 3~6か月位で移行するとも言われるが、詳細はよく解っていない。 
 急性痛の繰り返しもある。  急性痛が長びいてることもある。
 
今後、痛みが慢性化するメカニズムがさらに詳細に研究されることにより、
慢性痛の有効な治療薬、治療法が開発されることが期待されます。 




<<前のページへ123

« 足関節、足部痛 | メインページ | アーカイブ | 手指、手関節痛 »

このページのトップへ