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赤松接骨院

愛知県名古屋市天白区
野並3丁目405
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院長ブログ 2022年4月

シンスプリント(骨膜炎)

 シンスプリントの生じるメカニズムについては、多くの議論がなされ、
ほとんどの専門家が、オーバーユースとバイオメカニクス的異常に起因する
骨膜の炎症性過程があることに賛同している。
 
 しかし、下肢バイオメカニクスなど身体要因の影響には疑問がある、
ゼロではないかもしれないが、下肢形態と痛みに相関性を感じない。
炎症性といってもごくわずかで、特に安静を必要としないレベルだと思います。

 炎症と言われると、「しょうがないなぁ」と納得されている方が多い
ように思います。 
打撲も炎症性、組織損傷、程度にもよるが、打撲で治るまで安静にする選手は
いないと思うのですが。
 
 
◌16歳 女性 バスケット
 3、4年前より痛みがあり、休んだり、練習したりを繰り返している。
いろんな病院、治療院も行ったが、思うようによくならず、痛いまま続けている。
 
下腿の筋肉はもちろんのこと、大腿部の筋、臀部の筋にも圧痛があり、
練習は行いながらそれらの筋肉を施術、5回行い症状が消失した。
 
◌15歳 男性 陸上部
 走る量が増え、徐々に痛み出し、痛くてゆっくりしか走れないようなる。
陸上部の先生にシンスプリントだから、走るのを禁止される。
その後、病院受診 シンスプリント、骨膜炎と診断され、安静の指示
しかし、日常生活に支障はないが、走ると痛み、当院へ。
 
 発赤、熱感なし、腫れ?むくみ?が若干、ヒラメ筋、腓腹筋、半腱、半膜様筋に
圧痛著明。それらの筋肉を3回施術。練習をしても、痛みはなくなった。
腫れ、むくみも消失
 
やはり、痛みの発信元は、筋肉のこわばり、凝り
その発信元がどこにあるか、探すのが大変 痛む場所だけが悪い訳ではないから
 
レントゲン、MRI検査では、筋肉のこわばり、凝りは特定出来ないから、
炎症で片付けられるわけだ。正直、「なぜ痛むか分からない」がほんねだと思います。
 
圧痛部位、痛みの発信元を特定するのは、苦労します。




太ももが痛い

太もも前面が痛い。
 
度々出くわす症状。筋硬結部が判らず苦労した症例もあったが、
筋硬結(しこり)の位置が特定できれば結構あっさりよくなる。


全身 - コピー (3) - コピー.png
 
13歳 女性 陸上
 走ると大腿前面、殿筋が痛くなる。休んでは走り、
走ってはまた休みを繰り返してきた。
大腿前面、殿筋に圧痛(押さえて痛い)はあるものの、
はっきりしない。

半腱、半膜様筋の坐骨に近い場所に強い圧痛あり、
その部位を中心に周辺の筋肉をほぐしてやると症状は消失。
直近の大会もベストタイムが出た。
 
14歳 女性 スケート
 2、3年前より痛みがあり、徐々に症状が悪化。
MRI検査にて腸腰筋の炎症と診断され安静にするも
改善の兆しなく、痛いままと。
大腿前面、腸腰筋部に圧痛(押さえて痛い)はあるものの、
はっきりしない。

半腱、半膜様筋の坐骨に近い場所に強い圧痛あり、
その部位を中心に周辺の筋肉をほぐす。
6回行い症状は消失した。
 
MRI検査で腸腰筋の炎症と言われて来院された方も何人かいたが、
炎症なら、赤く、腫れて、熱を持つのが当たり前だと思うが、
そんなの見たことない。
 
そもそも、MRI検査は水分量の違いを可視化したもの、炎症か
どうかは医師が判断しているのだが、ホントかな?
と思える症例があまりにも多い。
 
現に、筋硬結をほぐしてやると、症状が改善する。
単に炎症なら、安静で改善するが、よくならず、痛いまま
スポーツを続けている子も多い。
痛み=炎症と言う考えは、何とかならんものかと毎日思う。
 
仮に炎症があったとしても、筋硬結を緩めてあげると改善が
早いのだが…。





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