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院長ブログ
アスリートの脊椎分離症3
文献レビューと保存的治療の結果
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11806390/
ベルギー アントワープ大学病院の報告
軽微な疲労骨折と診断された競技力の高いアスリート34 人
平均年齢が17.2 才(範囲 12 歳から 27 歳)を対象に調査
平均15.9週間(12~32週間)装具を装着
平均13.2か月(3~51か月)後に再検査を受け、骨の治癒を評価
治癒は片側性活動性脊椎分離症で最も起こりやすいく、
両側性の場合、治癒の可能性は低下
偽両側性の場合はさらに低下。
癒合不全は、結果やスポーツの再開に悪影響を
及ぼすことはないようです。
腰椎分離症患者の長期CT追跡調査により、自然骨癒合率が低いことが判明
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38512363/
スイス チューリッヒ大学バルグリスト大学病院放射線科の報告
腰椎分離症を有する 39 人(26.0 ± 3.1 歳、女性 15 人)が対象
平均 9.1 年追跡 片側分離症は、両側分離症よりも高い癒合率を示し
痛みについては、骨癒合の有無で統計的に有意な差はなかった
保存的に治療された腰椎分離症の約 5 分の 1 で癒合した
中期フォローアップによる思春期の脊椎分離症の良性自然経過
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28259265/
アメリカの5つの病院からの報告
脊椎分離症の保存的治療後、大多数の患者がスポーツに復帰(90%) したが、
多くの患者が痛みが続いている (42%) と活動に支障がある (67%) と報告。
平均 8 年間の追跡調査で、治癒の放射線学的証拠と痛みまたはスポーツへの
復帰との間に相関関係は認められませんでした
文献ても、安静、コルセットをしても、くっつくもの、くっつかないものがある。
レントゲン写真による治癒とスポーツ復帰の間には相関関係はない。
痛みと分離の相関関係もないと思います。
(赤松接骨院) 2024年8月30日 23:31
アスリートの脊椎分離症2
心配してもしょうがない、痛みを第一に考えたほうがいい。
無症状のエリート男子アカデミーサッカー選手の腰椎MRI所見
バーミンガム大学スポーツ・運動・リハビリテーション科学学部の報告
椎間関節変性、滑膜嚢胞、椎間板変性、椎間板ヘルニア、
椎間板損傷など、1つ以上の異常が認められた。
両側椎間関節液貯留を示し、2人(11%)に3つの滑膜嚢胞が確認、
4人(22%) に無症候性の椎間板損傷
4 人は、亜全疲労骨折、1人は、慢性疲労骨折が認められた。
に椎間板ヘルニアが認められた。
無症状の青年期エリートテニス選手の腰椎のMRI所見
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17640926/
5名 (15.2%) はMRI検査で正常、28名(84.8%)は異常。
椎間板のストレス反応、椎間関節の肥大、滑膜嚢胞が見られた。
検査をすれば、症状のない人でも、いろんな変化がみつかる。
目くじらたてて「分離症になった」「ヘルニアになった」なんて、
気にしなくていい。
(赤松接骨院) 2024年8月30日 08:51
アスリートの脊椎分離症1
骨癒合=痛みの消失、ではないと思うが
コルセットをする事も疑問だらけ、
2007 ワシントン大学リハビリテーション医学科の報告
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17398258/
脊椎分離症は青年期のアスリートに比較的よく見られますが、
この状態の診断と治療に最適な方法については、
文献によってかなりの意見の相違があります。
脊椎分離症の治療に関する対照試験はなく、潜在的な
画像化戦略に取り組んだ研究は非常に限られた数しかないため、
この症状に対する真の証拠に基づいたガイドラインを
開発することは困難です。
治療は、症状の解消を可能にするのに十分な期間の活動制限と、
可能であれば骨の治癒を可能にするために、その後の段階的な
スポーツ特有のリハビリテーションプログラムにかかっています。
この集団における装具使用の生体力学的な影響はよくわかって
いませんが、装具の使用には何らかの有害な影響がある可能性があり、
現在、硬い装具を日常的に使用することで X 線撮影や機能が
大幅に改善されるという証拠はありません。
分離に関して、まだまだよくわからないことだらけ
分離していても全く症状のない方もいます
分離が癒合しても、痛む人もいます。
分離してるから大変ではないし、そんなにこだわる必要もない。
検査したら、たまたま分離してた位でいいと思いますよ。
(赤松接骨院) 2024年8月29日 23:52
痛みは難しい
「 痛みは、実際の組織損傷もしくは組織損傷が起こりうる状態に
付随する、あるいはそれに似た、感覚かつ情動の不快な体験 」と
定義することで、組織損傷がなくとも起こりうる痛みの存在を
明確にしました。
さらに、痛みは常に個人的な経験であり、生物学的、心理的、
社会的要因によって様々な程度で影響を受けます。
痛みと侵害受容は異なる現象。
感覚ニューロンの活動だけから痛みの存在を推測できない。
個人は人生での経験を通じて、痛みの概念を学びます。
など、これまで注目されてこなかった痛みの複雑さについても
述べています。
難しいが、要は「切れてる、折れてる、潰れてる」から痛いだけでは
ないと言う事、いろんな要素が絡み合って痛みを認識している。
しかし、日本の整形外科学は、「何かが損傷しているから痛い」が基本
とりあえず、レントゲン、MRI、CTで損傷、変形した所、
他とは形の違う所を探す。
見つかれば「これが原因」、無ければ「様子をみましょう」と
痛みとは、関係のないものを原因にされたり、
損傷すれば、炎症 (痛く、赤く熱を持ち、腫れる) が基本
なければ、ほとんどが、筋肉の微細損傷(顕微鏡レベルでの小さい損傷)が
きっかけでおこる筋肉の痙攣、痙縮による血流障害
痛みセンサー(ポリモーダル受容器)の感作、反応だと思います。
そこに、ストレスが加わり複雑になる。
ヘルニア、腰椎分離、すべり、半月板の断裂、円盤状半月、腱板断裂、
変形があっても痛くない人がいるのはなぜ?
成長期になぜ痛む? 痛くない同級生はなぜ?
神経を圧迫するとなぜ痛む? 座るとお尻の神経、立ってると
足の裏の神経は毎日圧迫されてない?
考え、想像してみてください。
今までの、古い考えはもうやめようよ。
(赤松接骨院) 2024年1月27日 10:15
疲労骨折?
体操練習中に手首が痛くなり、数日様子をみるも
改善されないため病院へ
レントゲン検査、異常なし、MRI検査で橈骨疲労骨折と。
3か月練習を休み、MRI検査 結果 変化なし
また3か月練習を休み、MRI検査 結果 変化なし
計6か月練習を休み、体育も見学していたがMRIは変化なし。
結局、少しずつ復帰となったが、復帰2週間で、また痛み出し当院へ。
腫れ、熱感、発赤もなく、手首に体重がかかる時のみ痛い
6か月前と同じ、骨間筋、前腕、上腕の筋肉をほぐし症状消失した。
11歳 男性
バスケの練習中に足の甲が痛み出し、歩行困難となり病院へ
レントゲン 異常なし、MRI検査にて中足骨の疲労骨折と診断された。
3か月後、MRI検査にて骨癒合良好との事で復帰するも、
また同じ部位が痛くなり当院へ。
下腿、大腿の圧痛点のある筋肉をほぐし、痛みは消失した。
MRIは、水分量の違いを画像化しているのだが、それが骨折かどうかは、
医師の判断。 限局性の圧痛、腫れ、発赤、熱感そして画像所見で
判断するのだが、画像だけで判断している医師が非常に多いように感じる。
チームの〇〇ちゃん、「疲労骨折した」と言うのをよく聞くが、
そんなに多いかなぁと疑問に思う。
疲労骨折にして、安静指示にしておけば安全なのは分るが、
安静を強いられる子は、可哀そうだよな~。
MRI検査でなんでも分るわけではないのに
「すぐ検査してこい」と、検査大好きコーチ、監督もいる。
体操の子のように、3か月、6か月後にMRI画像に変化がない、
これを診た医師、検査大好きコーチ、監督は、何を思い、考えているのだろう。
(赤松接骨院) 2023年9月26日 18:38
シンスプリント(骨膜炎)
ほとんどの専門家が、オーバーユースとバイオメカニクス的異常に起因する
骨膜の炎症性過程があることに賛同している。
しかし、下肢バイオメカニクスなど身体要因の影響には疑問がある、
ゼロではないかもしれないが、下肢形態と痛みに相関性を感じない。
炎症性といってもごくわずかで、特に安静を必要としないレベルだと思います。
炎症と言われると、「しょうがないなぁ」と納得されている方が多い
ように思います。
打撲も炎症性、組織損傷、程度にもよるが、打撲で治るまで安静にする選手は
いないと思うのですが。
◌16歳 女性 バスケット
3、4年前より痛みがあり、休んだり、練習したりを繰り返している。
いろんな病院、治療院も行ったが、思うようによくならず、痛いまま続けている。
下腿の筋肉はもちろんのこと、大腿部の筋、臀部の筋にも圧痛があり、
練習は行いながらそれらの筋肉を施術、5回行い症状が消失した。
◌15歳 男性 陸上部
走る量が増え、徐々に痛み出し、痛くてゆっくりしか走れないようなる。
陸上部の先生にシンスプリントだから、走るのを禁止される。
その後、病院受診 シンスプリント、骨膜炎と診断され、安静の指示
しかし、日常生活に支障はないが、走ると痛み、当院へ。
発赤、熱感なし、腫れ?むくみ?が若干、ヒラメ筋、腓腹筋、半腱、半膜様筋に
圧痛著明。それらの筋肉を3回施術。練習をしても、痛みはなくなった。
腫れ、むくみも消失
やはり、痛みの発信元は、筋肉のこわばり、凝り
その発信元がどこにあるか、探すのが大変 痛む場所だけが悪い訳ではないから
レントゲン、MRI検査では、筋肉のこわばり、凝りは特定出来ないから、
炎症で片付けられるわけだ。正直、「なぜ痛むか分からない」がほんねだと思います。
圧痛部位、痛みの発信元を特定するのは、苦労します。
(赤松接骨院) 2022年4月14日 09:39
太ももが痛い
度々出くわす症状。筋硬結部が判らず苦労した症例もあったが、
筋硬結(しこり)の位置が特定できれば結構あっさりよくなる。
13歳 女性 陸上
走ると大腿前面、殿筋が痛くなる。休んでは走り、
走ってはまた休みを繰り返してきた。
大腿前面、殿筋に圧痛(押さえて痛い)はあるものの、
はっきりしない。
半腱、半膜様筋の坐骨に近い場所に強い圧痛あり、
その部位を中心に周辺の筋肉をほぐしてやると症状は消失。
直近の大会もベストタイムが出た。
14歳 女性 スケート
2、3年前より痛みがあり、徐々に症状が悪化。
MRI検査にて腸腰筋の炎症と診断され安静にするも
改善の兆しなく、痛いままと。
大腿前面、腸腰筋部に圧痛(押さえて痛い)はあるものの、
はっきりしない。
半腱、半膜様筋の坐骨に近い場所に強い圧痛あり、
その部位を中心に周辺の筋肉をほぐす。
6回行い症状は消失した。
MRI検査で腸腰筋の炎症と言われて来院された方も何人かいたが、
炎症なら、赤く、腫れて、熱を持つのが当たり前だと思うが、
そんなの見たことない。
そもそも、MRI検査は水分量の違いを可視化したもの、炎症か
どうかは医師が判断しているのだが、ホントかな?
と思える症例があまりにも多い。
現に、筋硬結をほぐしてやると、症状が改善する。
単に炎症なら、安静で改善するが、よくならず、痛いまま
スポーツを続けている子も多い。
痛み=炎症と言う考えは、何とかならんものかと毎日思う。
仮に炎症があったとしても、筋硬結を緩めてあげると改善が
早いのだが…。
(赤松接骨院) 2022年4月11日 21:47
足関節捻挫後の痛み
バスケが出来ないと、知人に紹介され当院へ。
大腿直筋などに圧痛あり、それらの筋肉を5日間施術、
痛みは消失した。
筋肉の痙縮(こわばり)のケアがされていないから
痛みは続く。
思い込んでしまうが、組織の修復期間を考えないと。
あるんだけどね。
(赤松接骨院) 2021年7月29日 09:09
足の付け根が痛い(鼠径部痛)
緩める、ほぐす事が大事。
14才 女性 陸上 1500m
陸上競技の練習中より痛みが出現
約2か月、軽い練習のみ、やれる範囲で練習に参加しながら
腸骨筋を中心に周辺の拮抗筋、協力筋の圧痛部位を施術
大半が腸骨筋によるものが多いように思うが、
などを経験している子が多い。
また同じ場所、違う場所が痛みだす。
安静で、痙縮、コリが広がり、硬くなる。
ほどのものは、ほとんどないように思う。
ほぐしてあげたほうがいい、
選手なんかいないでしょ?
動かせればすぐ復帰するでしょ?
なんでも、一緒にしてはダメ
痛い=安静はほんと、おかしい。
(赤松接骨院) 2021年7月16日 10:09
成長痛(シーバー、オスグット)
思春期スパートに伴う骨長の急激な
増加が誘引となり筋腱複合体の受動伸長を
引き起こし、腱付着部に慢性的な牽引力が
加わると考えられている。
増加が伴わないという仮説は広く受け入れられて
いるものの
そのような現象が実際にみられるか否かに
ついては実験的なデータによって
示されていない。
茂木康嘉らの研究によれば、
「発育そのものがシーバー病などの障害の
原因の一つではなく,繰り返しの負荷による
使い過ぎ(overuse)や解剖学的な骨の
アライメントなどが原因であると推察」
頃に固く,そして弾性エネルギーの再利用率の
高い腱に変化することが明らかとなり、
思春期スパートの頃に骨長の発育によって
されなかった」と結論づけている。
ほんとに、いつまで成長痛だと仮説で説明するのか、
「解剖学的な骨のアライメントなどが原因」は
ちょっと違うように思うが、
「繰り返しの負荷による使い過ぎ」で起こる、
筋肉の微細損傷が発端だと思います。
(赤松接骨院) 2021年1月28日 21:47
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